Take This Waltz

take

物足りなさを
いつもどこかに感じながら

【『アウェイ・フロム・ハー 君を想う』で監督デビューを果たした実力派女優のサラ・ポーリーが、監督作第2弾として放つラブストーリー。恋人同士のように楽しく過ごせる夫がいながらも、とある島で出会った男性に心を奪われてしまった女性の戸惑いと喜びをシニカルなタッチで映し出す。『ブルーバレンタイン』『マリリン 7日間の恋』のミシェル・ウィリアムズ、『グリーン・ホーネット』のセス・ローゲンが主人公夫婦にふんし、新婚当時とは違った感情が漂い出す二人の仲をこまやかに体現している。】




テイク・ディス・ワルツ。キャッチコピーの『しあわせに鈍感なんじゃない。さみしさに敏感なだけ』が刺さった。慣れていく中で満たされなくなっていくことが、実際にある。そこに目がいってしまうとどうしても、人は人と比べたがる。「私は幸せか?」その答えのない疑問に溺れてしまう。

変化に身を任せるのか。現状に価値を見いだすか。どちらにしても、どこか満たされはしないのだけれど。