Afiru to Kamo no Coin locker

coin

物語が終わるとき
そのタイトルは完成する

【大学入学のため仙台に引っ越してきた椎名(濱田岳)は、奇妙な隣人の河崎(瑛太)に出会う。初対面だというのに河崎は、同じアパートに住む孤独なブータン人留学生に広辞苑を贈るため、本屋を襲おうと奇妙な計画を持ちかける。そんな話に乗る気などなかった椎名だが、翌日、モデルガンを片手に書店の裏口に立っていた……。】




アヒルと鴨のコインロッカー。伊坂さんの本を映像にするのは、本当に大変な作業だと思う。小説では生きてくる匿名性が、映像に落とし込む際にネックとなる。原作との違いはあるものの、雰囲気や感じ取れる感情は近いものだった。あのラジカセは、どうかあのまま鳴り続けていてほしい。