oto na ri

otonari

誰かが側で生きている
それだけで温かい音がする

【風景写真を撮りたいという夢を抱きながら、友人でもある人気モデルの撮影に忙しい日々を送るカメラマンの聡(岡田准一)。一方、フラワーデザイナーを目指して花屋のバイトをしながら、フランス留学を控えた七緒(麻生久美子)。同じアパートの隣同士に暮らす二人は、いつしか互いの生活音に癒しを感じるようになる。】




おと な り。エンディングの演出がニクい。そしてタイトルもうまい。この映画のキーワードとなっている「基調音」を最後までいい形で強調し続けている。その効果がすばらしい。基調音。意図して流される音ではなり、雑踏の中の人が起こす音や自然の風や水面や鳥の声など、この世界をとりまく音のことをいうらしい。今まで自分の中で名の無かった音、好きな音に名前があったことがうれしかった。


link : サウンドスケープ (基調音を含む)