Born into brothels calcuttas red light kids

kids

境遇に負けることのない
その澄んだ瞳で希望をとらえて

【インド・コルカタの売春窟に暮らしながら取材をするカメラマンのザナ・ブリスキーは、ここで暮らす子どもたちに出会った。渡したカメラで思い思いに写真を撮る子どもたちに感銘を受けたザナは、彼らを売春窟から救い出そうと決意。学費を集めるために、子どもたちの撮った作品の写真展を開くことにする。】




未来を写した子どもたち。子供たちはある意味知りすぎていた。そして見すぎていたのだ。与えられるものの少ない中で、生きるために全てが回っている。生きるため、大人は子供すら気にかける余裕をなくしている。そんな中でもカメラを手にした子供たちの瞳は輝き、笑顔があふれる。生命力の強さは私の中の一番弱っていた部分を激しく打つようだった。

この映画の中の世界は同じ球体の上に存在しているのだ。この世界は実際にあるのだ。同じ様に時を過ごしているのだ。彼らが、また彼らと同じ境遇に置かれる子供たちを、私は嘆くことしか出来ないのだろうか。身近なことでもいい。偽善だと言われてもいい。この手でできる救いを考えている。