映画が好きだ。そして、短編映画、短編アニメーションも好きだ。限られた時間の中で、起承転結をどう描くか。そこに言葉は必要か。効果的なカットはあるか。音楽は、演者は、背景は、メッセージは。その全てに気を配り整えることで、優れた映像表現は成り立つのだろう。

今日は表参道ヒルズで開催されているショートショートフィルムフェスティバルへ行ってきた。他国の短編や映画監督によるセミナー、CGアニメーション作品の上映など盛り沢山の内容だ。目当てのアニメーションはやはり群を抜いて自分に刺さった。キャラクターの動き、表情、心情の変化など、愛らしい挙動の中に凝縮されていた。アニメのタイトルは「ダムキーパー」。今日の上映ではピクサーの現役社員である作者のインタビューもあり、時間をかけて吟味した結果の作品だということが垣間見えた。