SYNCHRONICHITY

synchronicity

私の居場所は
どこですか

【ある晴れた日の午後、空からアイ(尾野真千子)の心の中に突然何かが落ちてくる。同じころ、会社員のユウ(郭智博)と高校生のケイ(菊里ひかり)も彼女とまったく同じ体験をし、そのまま倒れて一瞬気を失ってしまう。3人ともすぐに意識を取り戻すが、そのことがあって以来、どこかざわざわと気持ちが落ち着かない日々が続く。】




心中天使。印象的なカットの連続。言葉少なに、静かに物語は進んでいく。解釈を一方向に強要しない映画だった。キーワードとして「繋がり」「居場所」というものが感じられた。「自分には何か忘れてしまっている、大事なものがあるのでは」という感覚、あれはみな共通して感じるものなのか。所在無さげな3人のキーパーソンへの感情移入が止まらなかった。カット割りも編集もつぼ。エンディング曲さえもっと情緒的だったら最高だった。

あぁそうだ、こうゆう映画が好きだ。