Pulau Bali 4

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4日目
歴史と人

バリ島4日目。今日はバリ島を離れインドネシア2大世界遺産、仏教遺産「ボロブドゥール」とヒンズー教遺産「プランバナン」を見学しに飛行機にのってジャワ島へ向かう。本日もハードです。

4:30 ホテルロビー集合
バリ島から国内便でジャワ島、ジョグジャカルタ空港へ。バリのようなリゾート感はなく、東南アジア独特の雰囲気が色濃く感じられる。

7:30 プランパナン寺院遺跡
9世紀頃建設されたヒンズー教寺院、プランバナン寺院遺跡群。世界遺産である。まわりは広大な公園となっており、広がる突き抜けた空の中にこの遺跡だけが堂々とそびえている。ヒンズー教は仏教と同じく多神教であるためこの寺院にはそれぞれの建物に神様が納められている。ジャワの建築の最高傑作の一つだけあって圧倒的な大きさ、美しさだった。

9:30 バティック工場見学
バティックとは日本でいうところの染め物なのだが、手間のかかる行程と染め上げる回数が日本よりも手間がかかっている。まず下書きを行い、何色かの色をのせ模様を浮き上がらせる為に色をつけたくない部分に蝋を溶かしたものを筆にのせ手書きする。これを両面、柄の色の回数だけ繰り返す。私の見た工場では職人は女性が多く作業行程はとても過酷なもののように感じた。

10:30 クラトン
王宮クラトンは日本で言うところの皇居のような場所。各国のゲストを招く場という事で東洋と西洋のモニュメントやパターンが混在した独自の美しさを備えている。広い敷地内では伝統ある民族音楽の演奏や王宮に納められる民族衣装を飾った展示室などがあり歴史と文化を今に伝えている。

12:00 ローカルレストランでのランチ (ICL)
本場のジャワカレーは甘いことを知る。ライチの皮でけがをする。

13:30 シルバー工場見学
バリ島でも同じようにシルバー工場を見学したが、やはりどちらも芸が細かい。伝統的な建物や装飾にも言える事だが、そこまでかというほどの細かい要素の融合はそれだけで人を驚かせ魅了する。手のひらにちょこんとのるシルバー1つとっても1ミリにも満たないパーツを扱う手、目、顔はまさに職人。一つの事を貫いている強さを感じた。

15:30 ボロブドゥール遺跡
7~8世紀に建造されたという世界最大・最古の仏教寺院。こちらも世界遺産。正方形に積み上がった石段の側面には、仏教の教えや物語が刻まれている。各段はおおまかに低層、中層、上層の3段階に分けられており下から「欲界」「色界」「無色界」の世界を意味する。このことについてはまたいずれ書こうと思う。最上階にある丸いドーム状の部分の内部は空洞で「無」の境地を示しているという。仏教は自分にとってとても身近なものであるため心穏やかに、神聖な気分になった。

19:00 ジョグジャカルタ空港へ
ジャワ島とバリ島は時差が1時間ある。飛行機は遅れに遅れ、ホテルには現地時間の23時に到着した。明日はもう帰国日だ。