Children’s Day

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生まれた町
生きていく街

私が生まれた場所は、生活に不自由のないほどよい田舎だ。ここで過ごした多感な時期に、いくつも得て、いくつも失った。それは今の自分の基盤となっている。子供を尊重し否定をほとんどしなかった親に、感謝と尊敬を感じる様になったことは、親の手を離れて得たものだ。

この町を出て何年たっただろう。離れれば離れるほどそれは遠い場所のようで、あの日々が尊いもののように感じる。いつか自分が家族を築く頃、やはりほどよい田舎を選ぶのだろう。