Jeux D’enfants

Jeux D'enfants

素直にはなれない
時を経ても、また

【ジュリアン(ギョーム・カネ)とソフィー(マリオン・コティヤール)は、やれるもんなら、やってみなと相手を挑発する“のる?のらない?”ゲームに日々明け暮れている。遡れば、小学生の頃、いじめられていたソフィーに、ジュリアンがメリーゴーラウンドの絵のついた可愛い缶を手渡したのが事の始まり。自由奔放で怖いもの知らずに見えて、その実、まったくの臆病者。まるで、恋する心を認めてしまえば、所詮ゲームだからという言い訳が通用しなくなってしまうことを恐れているかのよう。照れ隠しにしても度が過ぎるほど残酷で、意地悪な仕打ちに、クスリとしながらも、せつない恋心が伝わってくるこのお伽話。】




世界でいちばん不運で幸せな私。かわいい映像と行き過ぎたブラックユーモアの対比が絶妙。結末もまた独特で、少しネタバレになるけれどありきたりなハッピーエンドではないのがとても印象的。なんとなく忘れられない。