Vier Minuten

Vier Minuten

その音は
本能の叫び

【80歳になるトラウデ(モニカ・ブライブトロイ)は、60年以上女子刑務所でピアノを教えている。彼女は何年も貯金して新しいピアノを購入するが運送に失敗し、その責任を追及される。早急に彼女のピアノレッスンを受ける生徒を探す必要に迫られたトラウデは、刑務所内でジェニー(ハンナー・ヘルツシュプルング)という逸材と出会う。】




4分間のピアニスト。こんなに心揺さぶられる音を、人生であと何度聞くことが出来るのだろう。最後の演奏は大胆で感情的で、ただただ鳥肌が立った。ラスト、彼女の笑みで余韻を残し潔く終えるところもこの映画の良さを引き立てている。2人の女の大きな賭けは、きっと何かを打ち破ったのだろう。