The Brown Bunny

brown

衝動の奥を見ろ
語られるのが全てじゃない

【バイクレースで各地を巡業するレーサーのバド・クレイ。ニューハンプシャーでのレースを終えた彼は、黒いバンに自分のマシンを積み、次のレース開催地であるカリフォルニアへ向かう。その道中である日、かつての恋人デイジーの母が住む家に立ち寄るバド。そこでは、デイジーとの幸せな思い出の象徴だった茶色い子ウサギが今も変わらぬ姿で飼われていた。動揺しながらも再びアメリカ横断の旅に出たバドは、それぞれ花の名を持つ女と出会っては立ち去ることを繰り返す。やがて、デイジーと一緒に暮らしていたロスの小さな家に辿り着くのだが…。】






ブラウン・バニー。過激な性描写にばかり目が向けられてとにかく批評が多い映画。作品の前半8割が淡々としすぎているのに対し、ラストがあまりにハードすぎる。映画としての出来がどうであれ、印象に残るってゆうのはある意味力のある作品であって、私は一概に良くないとはいえないと思っている。もっと見た後にがっかりするような映画はたくさんある。綺麗でも一筋縄でもなければ見応えもないこれが愛なのだろうと思う。そう、これは愛の物語だ。

思い出せないのはこの映画をいつどこで見たかだ。あのラストの映画ってなんだったか、とふと思い出して今記事にしているわけだが…怖いくらい全く思い出せない。